退去時に請求されるハウスクリーニング代はトラブルが多い

ハウスクリーニングとは、専門業者に依頼して特殊な器具を用いて室内を掃除するサービスです。賃貸物件から退去する際にもハウスクリーニングをして、次の入居者の方が快適に過ごせるよう室内を整えます。実は多いトラブルの一つがハウスクリーニング代です。清掃内容やかかる費用の内訳や請求金額の不透明性が発端となり、退去者と大家さんの間でトラブルにが起きます。この記事ではハウスクリーニング代の問題について解説していきます。

ハウスクリーニング代はどこまで請求されるのが妥当なのか
過剰な請求をされたときの対処法について詳しく解説
まとめ

ハウスクリーニング代はどこまで請求されるのが妥当なのか

退去時に行うハウスクリーニングは生活で汚れた頑固な水回りや油汚れの掃除、壁紙の張り替え、床の擦り汚れなど業者のみできるクリーニングを指します。そのため、どの部分がどのくらい汚れているのか、修繕が必要なのかで費用は大きく変動します。その際に、ポイントとなるのが、「故意に汚したのか」「故意に壊したのか」「入居前から壊れていたのか」という点で争う場合が多くあります。

故意に剥がした壁紙の張り替えや落として凹ませた床の修理代

シールなどを壁に貼り、剥がす際に壁紙まで一緒に剥がれてしまったときは故意に破損させたとみなされ、補修の対象となります。範囲が小さいと修繕も簡単になりますが、壁紙一面を張り直すと判断されると高額になります。床も同様に鍋や瓶を落としてしまった場合でも修繕の対象になる可能性がでてくるでしょう。

水漏れや窓から入ってきた雨水による壁や床のシミ

窓を開けて換気をしていたときに、突発的な豪雨で雨が室内に吹き込んで壁や床がシミになってしまった場合があります。そんなときは修繕の費用を請求される可能性が高いです。故意ではないですが、注意していれば避けられたパターンと判断される場合になるので注意が必要でしょう。

許可無く色を塗り替えたり破損した部品の請求

壁紙や床、キッチン周りのタイルなどを自分好みに変更して過ごしやすい空間を作るのは素敵ですが。退去する際に、元に戻せないとハウスクリーニング時に修繕を追加されます。カーテンレールやシャワーヘッドも自分仕様に勝手に変えてはいけません。戻せない可能性がある時は一度大家さんに確認をとってみましょう。

過剰な請求をされたときの対処法について詳しく解説

退去時に請求されるハウスクリーニング代が過剰だと感じた場合はどのような対処が必要でしょうか？清掃費用や修繕に関しての相場を予め準備しておくと請求金額が高いのか相場なのかがわかります。他にどのような対処が必要か詳しく解説していきます。

入居時に確認した室内チェックシートを管理会社に請求する

入居時に室内の様子を確認するチェックシートを渡されるので、入居時初期に汚れや破損場所がないか調べていると思うので、自分が入居時からあった傷なのか自分が付けてしまった物なのか確認ができます。また、ネットでも入居者が負担すべき項目、大家が負担すべき項目というのがありますので、請求金額に不明瞭な点があればまずは内訳を教えて貰いましょう。

破損があった場合は修繕費の相場を調べておく

生活しているとどうしても床や壁を傷つけてしまう場合もあるでしょう。よく聞くのは、スマートフォンを床に落として凹ませてしまった場合です。小さい凹みならDIYなどで目立たないようにする方法はいくつかありますが、大きい凹みは素人が修繕すると悪化する場合があるので退去時に修繕が必要だと伝えておきましょう。その際には、修繕費用の相場を調べておくとスムーズに話が進みます。

どこにも不備が何のに請求された場合は保留にして生活センターに相談する

退去時にどこも修繕や汚れがないのに過剰なハウスクリーニング代を請求された場合は、管理会社や大家に確認を取りましょう。そして、その資料を持って退去したエリアのせいかつ保護センターに相談して仲裁に入ってもらえるのか確認すると良いでしょう。間に第三者が介入するだけで、話が鎮火する可能性が高いので念のため準備しておくと安心です。