一人暮らしの部屋を探す際に、ロフトつき物件はちょっと憧れます。ロフト空間を寝室にすると階下が生活空間に使えるので、広く過ごせそうなイメージがあります。しかし、ロフトの使い方を調べると、全体的にあまりよくない印象の情報が目につきます。実際はどのようなすごしかたになるのか詳しく解説していきます。
ロフトは使いづらいと思われている空間!?以外と便利な使い方がある
ロフトは本来収納スペースとして作られている空間なので、床からの高さも140cm程度、床の面積も階下の2分の1以下であると規定が決まっています。そのため、寝室空間に少し不便な構造になっている作りが多いのが現状です。しかし、工夫次第ではロフトの空間を使って快適な空間にできます。
ロフトスペースを有効活用する方法はいくらでもある!?
ロフトを寝室空間にすると、空調が効いていなかったり照明がなく不便なので他の使用方法でロフトを過ごしやすい空間にすると狭い部屋でも快適な時間が過ごせるでしょう。どんな方法があるのか詳しく解説していきます。
趣味の部屋にして自分だけの空間にしてみる
ロフトは天井が140cm未満と規定があるので、座って作業する空間として利用すると良いでしょう。例えば、プロジェクターを用意して映画鑑賞やゲームをする趣味の空間として利用すると余計な刺激がないので没頭できます。また、照明やコンセントがあれば読書ができる本棚を作って、自分の好きな本や雑貨を集めて飾るスペースにすると楽しい時間を過ごせます。
室内干し専用のスペースにして空間を確保する
ロフトがある間取りは狭いスペースを有効活用するような部屋になっています。洗濯物を干すスペースが外になく室内干しの可能性が高いです。その場合は、エアコンの風があたる位置に物干し竿を設置できる場所が多いのですが、室内の動線にある場合が多く移動に邪魔になります。そんな時は、ロフトに折りたたみ式の室内干しを使って部屋干しスペースとして有効活用できるでしょう。用がなければロフトを使用しないので、乾くまで干しておけます。
セオリー通りに寝室にして静かな空間にする
少し工夫が必要ですが、ロフトを寝室空間として利用もできます。その際は、サーキュレーターなど室内の空気を循環する機材と照明器具を持ち込むと過ごしやすいです。特に、上段にあるロフトは夏は暑く、冬は寒いので環境対策はしっかり整えておきましょう。
ロフトスペースの設備の機能を内見時に確認するポイントを紹介
ロフトがある部屋を借りる際には、まず内見時にロフト周辺の設備を確認すると入居してからトラブルの可能性を低くできます。まずは内見時にどんな項目をチェックすればいいのかを詳しく解説していきます。
ロフトスペースにコンセントの差し込み口があるか確認する
ロフトスペースにはコンセントの差し込み口がない場合があります。差し込み口がないと、照明やサーキュレーターのような室内の空気を循環させる方法がないので、ロフト空間を一定の温度に保つのが難しくなります。コンセントの差し込み口は最低でも2カ所あると良いでしょう。
窓や通気口など空気の流れが起きるような設備があるか確認する
ロフトでも最近は日光を取り入れられるように窓がついているパターンも多くなりました。しかし、はめ込み窓といって、防犯や落下防止の為に開かない場合もあるので、しっかり確認しておきましょう。また、通気口がロフト空間にあると換気機能が高くなり温度や湿度が一定に保たれます。
はしごの高さや幅がどのくらいかを確認する
上段にあるロフトの場合ははしごが多く、はしごの傾斜や幅をよく確認しておきましょう。ロフトを寝室空間にした場合、寝起きではしごを使用するので落下の危険が伴います。手すりや滑り止めのゴムがついているか細かく確認が必要です。また、はしごが可動式になると、はしご下のデッドスペースが上手く活用できる可能性があります。
まとめ
ロフト空間がある間取りは憧れますが、実際に住んでみると工夫が必要な部屋の間取りが多いのが現状です。しかし、工夫次第ではいくらでも快適空間として利用できるロフト付き物件を体験してみてはいかがでしょうか。
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