賃貸物件の設備でも特に物件数が少ないのが、バリアフリーではないでしょうか。バリアフリーとは道路や建物の入り繰りに段差がなく、誰でも使いやすく使用できる建築用語です。

そんなバリアフリーの設備がある物件の探し方について詳しく解説していきます

バリアフリー物件の探し方は時間がかかるのを覚悟する

バリアフリーの賃貸物件は件数が少なく、この設備を必要としている方の順番待ちが発生しているのが現状です。バリアフリーの物件数は1位が東京都、京都府、埼玉県、静岡県、の順になります。自分が住みたいと思う地域バリアフリーの物件を探すのには時間がかかるのを覚悟して探す必要があります。

バリアフリーの設備には優先順位がある

バリアフリーといっても設備は色々あります。バリアフリーの定義は「2カ所以上の手すりがある」「段差のない室内」「廊下などが車椅子で通れる幅があること」が最低条件となります。この条件は全て室内の設備を指します。それ以外にもあると良い設備を詳しく解説していきます。

建物の出入り口にスロープがあると移動しやすい

マンションなどの集合住宅の建物の入り口には段差がある場合がほとんどです。それはデザインの関係や雨などの排水管の匂配を確保するなどの理由が挙げられます。そのため、車椅子や足の不自由な方、小児がいる方には不便な段差になります。出入口がスロープになっていたり、段差がない作りになっているとスムーズに移動ができます。

エレベーターは大きめで延長ボタンがあると乗り降りが安心

エレベーターの大きさはメーカーにより様々な機能や大きさがあります。車椅子やベビーカーが余裕で乗り降りできる大きめのエレベーターがあると安心です。また、機種によってはだが開く時間を延長できるボタンもあるので、乗り降りに時間がかかる場合も想定してあるエレベーターが設置してある建物を選ぶようにしましょう、

ドアはスライド式で力が使う必要が無い

建物の出入り口は自動ドアか、手動でも横にスライドできるドアだと片手でも開けられるので便利です。また、玄関のドアや室内の部屋を区切るドアもスライド式だと便利ですが、玄関ドアがスライド式だとセキュリティに少し不安があるので、工夫が必要になります。

バリアフリーを必要としているのは高齢者や障害者でけではない

バリアフリーがある建物と聞くと、足腰が弱い高齢者や障害者がすぐに思い浮かぶと思いますが、妊婦や小児がいる家庭でもバリアフリーの設備はとても重宝します。小児がいる家庭では、低い段差でも危ないのでバリアフリーの設備で子育てができるような環境がオススメです。

妊婦や小児がいる世帯でもバリアフリーの設備は生活しやすい

妊娠後期になってくると、腹部が張ってくるので足下がよく見えません。そのため、室内の段差や建物のエントランスが階段だと、転倒の心配があります。小児などは立って歩くのに身体が出来上がっていないので、バリアフリーで床の危険度を減らす環境で過ごせると安心して子育てができるでしょう。

長期療養が必要な怪我や病気をした時にありがたみを感じる

今までは健康でも、大きな病気や怪我をして車椅子や松葉杖が必要になる可能性も十分にあります。そんな状況では毎日の生活が大変です。そんな時にバリアフリーの設備があると、苦労する可能性をなるべく減らせます。いつ怪我や病気をするのか分からないので、バイラフリーを意識して生活するだけでも、いざという時に役に立つでしょう。

バリアフリーの物件は誰しも必要になる時がくる

バリアフリーの設備が必要になる時は誰しもやってきます。健康でいられなくなった時、高齢者になって身体に不自由になったとき、身内に介護が必要になった時にバリアフリーの建物になっていると、介護など些細な手伝いが細やかな配慮ができるようになるでしょう。

まとめ

バリアフリーの賃貸物件では求めている件数が通常の物件と比べると少ないので、建物の個数も少ないのが現状です。しかし、高齢者が増えてくる未来を考えるとバリアフリーの物件はこれから増えていくかもしれません。もし、バリアフリーの設備が必要になったときに、どんな設備が必要かを、今からしっかり考えておくといざというときに役に立つでしょう。